台風や地震で停電したとき、暗がりであわてて動くと転倒やケガのもとになります。ここでは「まず何をするか」を順番に整理します。夜間・冬・スマホの電池、の3つを軸に考えると迷いません。
停電が半日以上続くなら、スマホ用バッテリーだけでは足りない場面があります。家電も動かせる大容量の電源を、実データで比べられます。
1. 明かりを確保する(最初の30秒)
停電に気づいたら、まず手元の明かりです。スマホのライトで一時的にしのぎつつ、懐中電灯やランタンを取りに行きます。ロウソクは火事の危険があるため、揺れの可能性がある災害時は避けます。家族がいる場合は「いま停電した、動かないで」と声をかけ、全員がその場で立ち止まってから明かりを配ります。
2. ブレーカーを確認する
停電が自宅だけなのか地域全体なのかを切り分けます。分電盤を見て、アンペアブレーカーや漏電ブレーカーが落ちていれば自宅側の原因です。使いすぎで落ちた場合は、使っていた家電のプラグを抜いてから復帰させます。近所の家も真っ暗、街灯も消えている場合は地域停電なので、復旧を待ちます。
3. 冷蔵庫は開けない
停電直後の冷蔵庫は、開けなければ冷蔵で2〜3時間、冷凍で半日ほど保ちます。「何が入っていたかな」と確認のために開けるのがいちばんもったいないので、停電した時点で開閉を止めます。長引きそうなら、保冷剤や凍らせたペットボトルを冷蔵室へ移すと延命できます。
4. スマホの電池を守る
情報収集と連絡の生命線なので、消費を絞ります。画面の明るさを下げ、使わないときは低電力モードにします。動画やゲームは避け、災害情報はラジオやワンセグ、電池式の情報源に寄せると、スマホを温存できます。モバイルバッテリーがあるなら、満充電のうちに1回ぶんを確保しておきます。
5. 冬なら暖の取り方に注意
電気が止まると暖房も止まります。カセットボンベ式のストーブや石油ストーブを使う場合は、必ず換気をします。目張りした室内で燃焼器具を使うと一酸化炭素中毒の危険があります。基本は「着込む・毛布にくるまる・家族で1部屋に集まる」で体温を守り、燃焼器具は補助と考えます。
6. 復旧後にやること
電気が戻ったら、停電中に抜いておいた家電のプラグを1つずつ差し直します。一斉に通電すると過電流でブレーカーが落ちたり、発熱の原因になったりします。特に電気ストーブやアイロンは、停電前に電源が入ったままになっていないか確認してから差します。
まとめ
- 停電に気づいたら、まず立ち止まって明かりを配る
- ブレーカーで自宅原因か地域停電かを切り分ける
- 冷蔵庫は開けない。スマホは低電力モードで温存
- 冬の燃焼暖房は必ず換気。基本は着込んで家族で集まる
- 復旧後はプラグを1つずつ差し直す
停電は「暗くて情報がない」状態が不安を大きくします。懐中電灯・電池・モバイルバッテリー・電池式ラジオを、置き場所を決めて備えておくと、当日の動きがぐっと落ち着きます。